Column 家づくりコラム
沖縄の家づくり、何から始める?沖縄の戸建ての特徴と初心者向け資料活用術!
沖縄の家づくり、何から始める?沖縄の戸建ての特徴と初心者向け資料活用術!
2025.07.11

「沖縄に家をつくりたい!」
「家づくりって、何から始めればいいんだろう…」
沖縄は都道府県魅力度ランキングで毎年上位を獲得しており、美しい自然や温暖な気候、独特の文化が魅力的な都道府県です。
今回は、憧れの沖縄で家づくりしたい方に向けて、家づくりの流れと失敗しないハウスメーカーの選び方などを紹介します。
沖縄へ移住を検討している方には、クレバリーホームの「移住コンシェルジュ」にご相談ください。
【家づくり】沖縄の戸建ての特徴4選

沖縄の家は、独自の歴史や文化が反映されていることが多く、特徴的です。本章では、沖縄の戸建てに見られる4つの特徴を解説します。
実際にこれらの特徴を反映させなければいけないわけではありません。しかし、沖縄の家がどのように台風や気候に合わせて進化してきたのか知るのは、家づくりの参考になるでしょう。
- 台風に飛ばされにくい赤瓦の屋根
- 景観と機能性を持つ石垣
- 日差しと雨水から守ってくれるアマハジ
- 耐風性と耐潮性を持った防風林
それでは、詳しく解説します。
台風に飛ばされにくい赤瓦の屋根
沖縄には台風が年間平均7.7回も接近しています。そのため、屋根が台風に飛ばされないように、赤瓦の屋根をかけているのが特徴です。
さらに、屋根の勾配を緩やかにすることで、風の抵抗を受け流し、強風に対する安定感が増す構造になっています。
景観と機能性を持つ石垣
石垣が設置されているのも、沖縄の大きな特徴の1つです。石垣には、主に防風と防犯の2つの役割があります。
自然の石を少ない加工で積み上げることで、隙間から程よく風が抜けて、風圧を分散し、台風から家屋への被害を抑えてくれる役割を持っています。
また、目隠しとしての役割もあり、プライバシーを確保する意味合いで防犯の役割も果たしてくれるでしょう。
日差しと雨水から守ってくれるアマハジ
アマハジとは、軒から大きく張り出したひさしのことです。アマハジも沖縄の伝統的な民家で多く見られる特徴です。
ひさしが大きく張り出しているため、室内への直射日光を防ぎ、室内でも涼しく過ごせます。
また、スコールや横殴りの雨も防いでくれるので、雨の日でも窓を開けて換気がしやすい設計になっており、先人たちの知恵を感じられます。
耐風性と耐潮性を持った防風林
沖縄の戸建てには、防風林を植えているところが数多く存在します。防風林はその名の通り、戸建てを強い風から守ってくれる役割があります。
また、塩害からも守ってくれるのが特徴です。沖縄では、海水が巻き上げられて内陸まで運ばれてくるため、防風林が建物や洗濯物への被害を少なくしてくれます。
防風林として、よく採用されているのがフクギです。葉が密集しており常緑なので、防風性・防潮性に加えて景観面でも優れており、“福を呼ぶ木”として縁起が良いのも選ばれる理由のひとつです。
沖縄で家づくりをするときの大まかな4つの流れ

本章では、家づくりの大まかな流れを解説します。
- 情報収集
- ハウスメーカー選び
- 着工
- 引き渡し
家づくりをする上で、特に重要になってくるのは、事前準備です。この準備を入念に行うことで、沖縄で理想のマイホームが完成するでしょう。ぜひ、最後までご覧ください。
STEP1:情報収集
家づくりをするためには、情報収集が欠かせません。
- 家をどこに建てるか
- 家は2階建てか平屋か
- 大手のハウスメーカーにするか
まずは、資料請求をして情報を仕入れることです。現代では、インターネットから資料請求ができるようになっているので、各ホームページから資料を仕入れて、通勤中やスキマ時間で目を通してみましょう。
クレバリーホームでは、複数階建てから平屋まで施工実績があり、2023年の台風での被害は0件でした。また、沖縄に移住したい方は、常駐の「移住コンシェルジュ」にお気軽に相談してください。
STEP2:ハウスメーカー選び
主な選択肢は、大手のハウスメーカーと地域密着型の工務店です。
大手のハウスメーカーは、圧倒的な施工実績数が魅力的です。多くの物件を手がけてきた実績とノウハウがあるので、顧客の要望に柔軟に対応してくれるでしょう。
地域密着型の工務店は、その土地の特色や風土に精通しているので住みやすい住居を提案してくれます。 どちらにもよい点があるので、各ハウスメーカーからの資料を比較して、ニーズに合ったハウスメーカーを選びましょう。
STEP3:着工
ハウスメーカーが決まり、関係書類の提出や具体的な家の構造が決まったら、家づくりが始まります。
着工前には、地鎮祭を行うことが多いです。地鎮祭とは、工事の安全とその家に住む家族の繁栄を祈願する祭りです。
本土では正装ですが、沖縄は気候に合わせて男性はかりゆしウェアが一般的です。
また、供え物も独自性があり、お酒は泡盛、食材はゴーヤやマンゴーなど沖縄ならではのものが供えられ、沖縄の特徴や慣習を感じられるでしょう。
STEP4:引き渡し
工事が完了したら建築士が最終チェックを行って、引き渡しになります。この引き渡しまでが家づくりの流れです。
引き渡しの前には竣工検査がありますが、重要な検査なのでよく見て検査しましょう。
竣工検査は施主(依頼主)本人が完成した家をチェックすることです。気になる部分があれば遠慮なく指摘しましょう。
チェックが通ってしまえば、施工会社は一時撤退するため、補修や調整はその場で依頼してください。
沖縄で家づくりする時の失敗しないハウスメーカーの選び方とは?

家づくりで重要なポイントはハウスメーカー選びです。ハウスメーカーによって、得意なことや費用も変わってきます。
- 大手のハウスメーカー
- 地域密着型の工務店
- 設計事務所
自身のイメージする家と費用を総合的に判断して、慎重に選びましょう。
大手のハウスメーカー
大手のハウスメーカーの強みは、豊富な施工実績と信頼性です。
多くの物件を手がけてきているため、実績とノウハウがあり、安定した品質の物件を提供してくれることでしょう。また、技術力が高く、マニュアル化された施工が可能なため、工期が短いのも特徴です。
しかし、安定した品質と最新技術の導入などで、費用が割高になりがちです。
地域密着型の工務店
地域密着型の工務店は、その地域の特性や気候などに理解があるので、住みやすい戸建てを提案してくれます。 また、既存のラインナップなどが存在しないため設計の自由度が高く、自身のイメージに近い戸建てを建ててくれます。
設計事務所
設計事務所は、建物の設計と施主に代わって完成までのプロジェクトを管理してくれる団体です。
大きな特色は、設計力とデザイン力です。建築のプロ集団なので施主のこだわりを反映しつつ、法規、構造、環境面の最適なプランの提案も行ってくれます。
費用は多少かかってしまいますが、建築士と二人三脚で唯一無二の戸建てを作りたい方におすすめです。
沖縄で家づくりする時によくある質問2選

本章では、沖縄の家づくりでよくある質問を解説します。
- 台風やシロアリなどの被害はどれくらい?
- 沖縄ならではの伝統的な特徴を家に取り入れるべき?
沖縄ならではの被害や文化は、その土地に住んでいないとなかなか感じられない部分です。それでは、詳しく見ていきましょう。
台風やシロアリなどの被害はどれくらい?
沖縄は台風の通り道であり、シロアリが好む気候です。よって、被害の元を断つことはできません。しかし、建物の耐久性の向上や防腐、防蟻性能が高い構造材の開発によって、被害を小さく抑えられています。
クレバリーホームでは、台風に強い構造と最新の防蟻性能を施した木材を使用した家づくりを提供しています。
沖縄ならではの伝統的な特徴を家に取り入れるべき?
沖縄ではさまざまな特徴の家が並んでいますが、その特徴を新築に取り入れなければならないルールは存在しません。
しかし、景観条例とまちづくり協定で建物の高さ、外壁の色、屋根の形状、使用する素材の制限があるかもしれないので注意しましょう。
例としては、赤瓦を使用した屋根にするなどです。新築を建てたい地域の条例や協定を事前に確認しておくと、認識の違いが起きにくいので調べることをおすすめします。
まとめ|沖縄で家づくりするならクレバリーホームがおすすめ

本記事では、沖縄で家づくりをするにあたって、何から始めればいいのか紹介しました。沖縄で家を作る時は、沖縄ならではの特色や気候問題など、本土とは違う点に注意しなければなりません。
クレバリーホームでは、台風、シロアリ、塩害などの被害に対して強い家づくりをしています。また、1センチメートルピッチの緻密な設計をしているので、敷地をフル活用した戸建てを建築できます。 沖縄に移住を考えている方には、常駐の「移住コンシェルジュ」がサポートするので、お気軽にご相談ください。